靴を選ぶ基準を聞かれて、最初は「特にない」と答えました。
考え直すと、ひとつだけありました。歩きやすいかどうか。 値段は高すぎなければいい。デザインも、色も、その次です。
理由は単純で、意識的に歩くようにしているからです。通勤で歩く。移動で歩く。歩く量を減らさないために、靴で足が疲れる状態を作りたくない。それだけで、持っている3足の役割は自然に決まりました。
基準はひとつ:歩きやすさ
3足は、こう分かれています。
- 基本の1足:adidas ウルトラブースト 1.0(黒)。雨の日以外のほぼすべて
- 雨の日:adidas トレースロッカー 2.0 GORE-TEX(黒)
- 白が合う服の日:On Cloudswift(白)
「場面で分ける」というより、基本の1足があって、それを履かない理由が2つある、という構造です。雨だから履かない。服が白に合うから履かない。それ以外はウルトラブーストです。
意識的に歩くようにしているので、靴に求めるのは軽さと通気性と、長く歩いても疲れないこと。3足ともその条件は満たしています。差は、雨と色だけです。
基本の1足:ウルトラブースト

ウルトラブーストはこれで3足目です。世代ごとに少しずつモデルは違いますが、同じシリーズを買い直し続けています。非常に軽く、通気性が良く、歩きやすくて履きやすい。 私にとってはこれで足りていて、他のシリーズを検討することがなくなりました。
いまの1足は2025年2月に買いました。3足の中でいちばん高い靴ですが、いちばん長く履く靴でもあります。1日の歩数のほとんどをこの靴で歩いているので、1足あたりの値段は気にならなくなりました。
このサイトで何度か書いている「気に入ったものは選び直さない」は、靴でも同じです。買い替えのたびに悩む時間がないだけで、かなり楽になります。
雨の日:GORE-TEXのトレイルシューズ

雨の日はウルトラブーストを履きません。ニット素材なので、濡れると中まで水が入ります。
代わりに履くのが、GORE-TEXのトレースロッカー 2.0です。トレイルランニング用の靴ですが、山で走るために買ったのではなく、雨の日に足を濡らさずに歩くために買いました。2024年7月からです。
GORE-TEXは、外からの水は通さず、内側の湿気は逃がす素材です。雨の日の通勤と移動なら、この1足で足りています。底が厚めで滑りにくいのも、濡れた路面では効きます。
雨の日限定なので、出番は多くありません。ただ、雨の日に「今日はどの靴で行くか」を考えなくて済む。役割が決まっている靴は、そういう効き方をします。
白が合う日:On Cloudswift

3足のうち1足だけ白です。2026年6月に、Onの公式サイトで買いました。Amazonでは売っていなかったからです。
履くのは、服装が白に合う日。黒のウルトラブーストと、服で履き分けています。歩きやすさはウルトラブーストと大きな差はないので、選ぶ理由は色だけです。
正直に書くと、白い靴は汚れが目立つし、手間がかかります。 汚れたらスニーカー用のクリーナーで洗い、防水スプレーもかけています。黒の靴ではやっていない手入れです。それでも持っているのは、白が合う服のときに黒い靴だと足元だけ浮くからで、手間と見た目を天秤にかけて、白を1足だけ残しています。
3足全部を白にしないのは、この手間が理由です。
革靴は疲れる。だから代わりを探して、失敗した
商談のときだけは革靴です。これは選べません。
ただ、革靴は疲れます。スニーカーで歩き慣れていると、なおさらです。そこで2つ試しました。
- 「走れる」と書いてあるビジネスシューズ(2026年8月)。本革で、見た目は革靴、中身はスニーカーに近い、という触れ込みのもの。どんなものか知りたくて買ってみました
- クッション性のあるインソール(2025年7月)。革靴に入れれば、歩きやすさが少しは変わるかと思って
結果は、革靴は革靴でした。 インソールを入れても、実感できる差はありませんでした。走れるビジネスシューズも、革靴よりは楽ですが、スニーカーの歩きやすさには届きません。
これは製品が悪いという話ではなく、私の期待の置き方が間違っていた話です。革靴をスニーカーにする道具はない。革靴を履く日は疲れるものだと受け入れて、それ以外の日をスニーカーで歩く。 いまはそう割り切っています。
こういう人には、この分け方は要りません
- 服装が決まっている人。 毎日スーツなら、革靴1足とその予備で足ります。色で靴を変える場面が来ません
- 雨の日は歩かない人。 車通勤や、雨の日は駅まで最短で済む人には、GORE-TEXの1足は過剰です
- 白い靴の手入れが苦にならない人。 逆に、全部白でも困らないと思います。私は手間で1足に絞りましたが、それは私の性格の話です
通勤リュックとジムバッグを分けているのと同じで、靴も「場面が来るたびに考えない」ために分けています。分ける手間より、毎朝考える手間のほうが大きい。
まとめ
- 靴を選ぶ基準は歩きやすさだけ。 値段は高すぎなければいい
- 基本はadidas ウルトラブースト。 同じシリーズを3足乗り継いでいます
- 雨の日はGORE-TEXのトレースロッカー。ニットのウルトラブーストは濡れると中まで入る
- 白が合う日はOnのCloudswift。 白は汚れが目立ち手入れが要るので、1足だけ
- 革靴が疲れるので「走れるビジネスシューズ」とインソールを試したが、革靴は革靴だった
- 基本の1足があって、それを履かない理由が2つある。分けているというより、そういう構造です
3足で足りているのは、基準が1つしかないからだと思います。基準が増えれば足数も増える。私はいまのところ、歩きやすさだけで済んでいます。

